これだけは絶対にやっておきたい受験勉強!
こんにちはBaseUP松山の山岡です。
ざっくりいうと、「とりあえず最初は、これだけやっときゃいいよ」っていう記事です。
保存版の記事はアメブロよりもこちらにしようかとおもいまして。
みなさん受験勉強スタートしていますか?
「まだ何も勉強してない」
「高1ではまだ塾や予備校等には行くつもりはない」
「何から手を付けていいかわからない」
「どの情報を信用したらいいかわからない」
「最低限後悔しないところだけやっておいて、後からおいつきたい」
「いずれ塾や家庭教師お世話になりたいけど、今は先の学年で後悔しない程度にはやりたい」
「いまは英数だけはきっちりやっているけど、他の科目も少しはやりたい」
「高1は何をしておけばいいか、絶対的に必要となるところだけ教えてほしい」
「高2だけど、英数以外が気になる・・・・」
こんな声にお応えして、
「お願いだから最初の一歩、これだけは極めておいてくれ」
といった最初の一歩をピックアップしました。
受験勉強のスタート、ここからはじめてみましょう。
学年の途中から塾に来る場合でもこれだけはやっておいてもらえたら、生徒をレベルアップさせる塾側としては楽です。
受験は最後の最後で、差がついてくるのは基礎基本を99%ではなく100%マスターしているかどうかが勝負のわかれ目になるものです。
想定スタートレベル
まだ受験勉強を開始していない高校生。
イメージとしては各地域の公立上位校。または別の高校だがそのレベルまでの得点はできる程度の学力を想像してもらえればOKです。
つまり、中学内容だけなら頭に入っているところからのスタートの場合です。
絶対に難関校まで行きたい高校生の第一歩。
ただ、どこの高校でも学校授業はあまり必要ありません。
だから、
必要のはやる気だけ。
偏差値40の高校からレベルアップさせた経験がいくらでもあります。
どこの学校でも内職最強は変わりませんから。
推奨時期
理想は、高1の入学前春休み~1学期 おそくても1年夏休み中には終わらせます。(中高一貫校除く)。
*中高一貫校については、中3の一学期に置き換えればOKです。高校課程に入る時期が異なる学校の場合は、高校課程に入る前の長期休みに置き換えて、その分調整してください。たとえば、中3の1学期に高校内容に移る一貫校の場合は、1学期前の春休みから。
理想のスタートを逃した高2高3で、まだ何もやっていない生徒も、ここから始めます。
高3夏休みを過ぎてしまったけど、絶対合格したい生徒も、ケースバイケースですが、ここから始めます。
浪人生で現役のときほとんど何も勉強していなかった生徒も、ここからはじめます。
ただ、英数は中学内容すこしでも忘れかけの場合は中学総復習からやったほうがいいです。
全般的な留意点、大事なこと
即答出来るレベルで、かつ長期記憶に落とし込むことができるレベルまでやる必要があります。
1回2回100%答えられたからといって、そこでやめてはいけません。
周回数はあくまである程度の目安なので、カンペキにならないなら100周でもやる。
とても大切なことです。
何周した、何時間勉強した、テストで8割まで等、形式面だけにこだわりすぎてはいけません。
本に記載されている知識を長期記憶に落とし込み、自分の血となり肉となるまでやります。
受験会場に本はありません、問題解くのは自分自身です。
「とりあえず、最初の一歩はこれだけやっときゃいいよ」っていう記事なので、
各教科いろいろ注意点を書き過ぎないよう、出来るだけシンプルにしました。
英語
教材
システム英単語(システム英単語Basic) +音声CD
目標
20周~100周
カンペキに一瞬でミニマルフレーズいえるまで
注意
中堅~難関私立高校受験の単語熟語知識を入れていない、公立受験専願だった生徒は、システム英単語Basic(または合格英熟語+合格英単語、等)からはじめること。
*同じ単語の章がありますが本もCDもケチってはいけません。かぶってても費用出す価値あります。
参考:英語が勝負科目になる生徒は、受験勉強初期の段階で文法+構文もやっておくこと。たとえば高1,2年クラスのやさしい英文法解説本の読み込み+英語構文集の構文暗記。例えば安河内英文法1,2と英語構文150など。なお、塾で初歩レベルで採用しているのは大岩英文法とセレクトプラス76です(ケースによりますが)
数学
教材
教科書
or
初めから始める数学+元気が出る数学
or
白チャート
目標
5周~10周
注意
この程度は解けるよ、っていう生徒でも、基礎の基礎、基礎基本の練習回数をおろそかにしてはいけません。
出来るからといって練習回数を少なくすると、最後の最後で学力に差がつくので後悔します。
長期記憶化と応用問題への基礎体力づくりを兼ねます。
教科書でわかる人は教科書。
なぜそうなるか理由も詳しく知りたい人は初めから+元気。初めからの周回数を終わらせたあと元気の周回数をやります。
両者に当てはまらない人は白チャート。
単元ごとにやってください。2次関数の章だけを10周、みたいなかんじです。
やりこめばどれでもいいが自分で説明でき、即座に解答できるレベルまでまわします。
なお、塾の生徒にすすめているのは初めから+元気です。
物理
教材
漆原の物理基礎・物理が面白いほどわかる本
目標
5周~10周程
注意
力学だけを周回してから、次へ、と、単元ごとに周回して行くほうがよいです。
化学
教材
岡野の化学基礎、岡野の化学が初歩からしっかり身につく
目標
5周~10周
注意
他の講義本や動画授業でもいいが、特に現役生にはこれがおすすめ。
理論(一部)→無機→有機(一部)→理論(残り)→有機(残り)と学習効率が良い
順番に並べてくれているのがその理由です。
生物
教材
山川の生物が面白いほどわかる本
or
これでわかる生物 + 必修整理ノート
目標
5周~10周
注意
他の講義本でもOKです。(センター用の本などもOK)
サブノートが好きな人はこれでわかる生物と必修整理ノートでもOK。
このとき必ず赤で記入しましょう。赤シートで1周ごとに10回20回ほど叩き込みを行います。
地理
教材
センター試験村瀬の地理Bをはじめからていねいに
目標
5~10周
注意
原因と結果が1対1対応となっている事象を理由ごと覚えながら読みます。
センターと名前がついていますが、2次の基礎知識としても利用できるほどです。
センターまでの生徒は「山岡の地理B」等の本ほうがボリュームが少ないのでいいかもしれません。
世界史
教材
これならわかる!ナビゲーター世界史B(等)+教科書
目標
5周~20周
注意
流れをおさえながら重要語句を覚えます。
講義本は気に入ったものでも良いです。はじめから~など。
5周目以降は教科書と比較しながら読み込みます。
参考:いきなりこの手の講義本がつらい人はマンガ本2,3回通読してからやります。
日本史
教材
石川の日本史B講義の実況中継(等)+教科書
目標
5周~20周
注意
流れをおさえながら重要語句を覚えます。
講義本は気に入ったもので良いです。はじめから~など
5周目以降は教科書と比較しながら読み込みます。
参考:いきなりこの手の講義本がつらい人はマンガ本2,3回通読してから、教科書よりやさしい日本史などをやります。
政経
教材
蔭山の政治経済が面白いほどわかる本(必ず最新を)
目標
5周~10周
注意
政治経済は受験学年の時に最新情報に注意し、その年に知識更新する必要があります。
おぼえるだけでなく、用語の意味、なぜそうなるかの理由の記憶は重要です。
現代文
教材
田村のやさしく語る現代文(等)
目標
5周~100周
注意
高校から現代文が苦手になった人は、解説ごと全文を覚える勢いでやります。
大事なのは音読と解説ごと覚えることです。
普段読書習慣が無い人は、小論文の課題と模範解答例で濃縮読書をやります。
小説は読むけれど、評論などは読まない人も上記の読書をしておきましょう。
漢文
教材・目標
吉野のスーパー暗記帖 or ヤマのヤマ or 早覚え即答法 or 8本の矢 (等)
注意
全てやる必要はありません。どれか1つを繰り返します。
参考:できればやりっぱなしにせず、センター過去問あたりをすぐ回しつつ往復します。
古文
教材・目標
望月の古文実況中継 (等)
注意
学校の授業が使えたり、先生がわかりやすかったりする人は授業ベースにしつつ、単語帳をやりこみます。
そうじゃない人は、望月の古文など初歩的な講義本を繰り返します。
参考:超苦手意識ある人は、望月の古文教室などからやります。
文法と単語と講義本やっても基本的なところが出来てこない人は、講義本を2種類やりこみます。